ブログ
久しぶりのブログです。
かなり久しぶりです。
季節も変わってしまい、キーボードのタッチも辿々しい有様であります。
さて、実は今年の6月からなんと100年に一度の存在と言われております
king of 津軽三味線、木乃下真市先生に師事することになりました。
夏坂という名前を頂いているのになぜか?
2005年に落合光枝先生(夏坂菊絲先生)に師事し、2013年に名取を取得させて頂いてから人前で演奏させて頂く機会が増えました。
その中で「津軽三味線っていいよな~」と言って頂く事が多くなりました。
そこで自分は思ったのであります。
「果たして自分がやっていることは本物なのだろうか?」
「もっと自分が知らない津軽三味線の世界があるのでは!?いや!きっとあるはず!」
そう思うようになっていきました。
こう書くと“落合先生の指導では物足りなかった”みたいに見えますが、決してそうではありません。
落合先生は本当に手取り足取りご指導くださり、とても評判があります。
そして何と言っても落合先生の津軽三味線はとても味のある独特なものがあり、女性的な強さを感じる落合先生にしか出せないとても素晴らしい音色なのであります。
例えば、落合先生が100人の津軽三味線奏者の中に混じっていて、目をつぶって一人ずつじょんから節を弾いていったとして、
落合先生を当てろと言われれば一発で当てる自信があります。
そのくらい独特な音色をお持ちなのであります。
ある時から、「ああ、この味は自分には出せない。だったら落合先生みたいに俺も自分にしか出せない音を探さなくては!」と思うようになりました。
自分の音を見つけ、人様に感動して頂く演奏家になるには流派という枠を超えないとできないと判断し、破門覚悟で落合先生にご相談申し上げたのであります。
旦那様であられます山本謙憧先生と落合先生、
お二人を目の前にカッチンコッチンになりながら自分の思いをお伝えさせて頂きました所、
お二人とも凄くお喜びくださり、
「頑張りなさい!」と言ってくださったのであります。
なんと器量のある先生方なのでしょうか!
しかしながら、南部民謡ももちろんまだまだなので、
落合先生にも引き続きご指導頂き、木乃下先生の所へも通わせて頂いているというなんとも贅沢な三味線ライフなのであります。
将来は津軽も南部もいけるハイブリッドな三味線奏者になれればいいなと思っているのであります。
まだ書きたいことはあるのですが、長くなるので今回はこの辺で、、、。
これからどんどん寒くなってきますので、皆様どうかご自愛くださいませ。